日々の随想(不定期更新)

徒然なる秋

 暑かった8月9月。エアコンの無いアトリエでは朝の数時間だけ絵が描けた。
 今は涼しくていつでも描ける。しかし、絵の具の乾きは暑いときにはかなわない。
 9月に入って熱帯夜の中でもコオロギは鳴き、植物もいつもと同じ様に花をつけあるいは実をつける。
 自然の中で生きている動植物は暑さ、寒さよりも宇宙の動き、時間に左右されている様に思う。

2024年11月 尾崎秀邦